パーミッション設定
 (渡すアイテムの権限設定)


パーミッションとは簡単にいうと、自分の作ったアイテムを他人に渡した時
どこまでそのアイテムの扱いを許すかという設定です。
「修正」を許せば渡したアイテムの大きさやデザイン等を編集できますし
「コピー」を許せば、渡したアイテムをコピーする事ができますし
「再販・プレゼント」を許せば、転売したりさらに友達が他の友達に
 アイテムを渡したりすることができるようになります。

まぁややこしく見えて結構理解すれば単純です。
以下はそれがどういう関係になっているかの説明です。

1.設定の方法/パーミッションの見かた

  
  まず、地面においてある状態で対象を右クリックして、「編集」を選びます。

  
  エディット画面のタブの「一般」の中の一番したの項目がパーミッションです。
  図のように3つの項目がチェックされている状態はフルパーミッションと呼ばれ
  オブジェクトを自由に変更したり、他人に譲渡する事ができますよという設定です。
  ※「日本語表記で再販」にチェックが入っているからといって
   フリービー等を高額で転売する事はトラブルの元なのでやめましょう。

2.「中身」のパーミッションに注意
  作った物にスクリプト等が含まれると、パーミッションは中に含まれているスクリプト等も含めて
  全部個別に設定する必要がでてきます。
  これは許可されていないスクリプト等を転売等でつかわれないように一つ一つパーミッションを持つ
  仕様のためです。
  自分自身が使う場合は気にする必要はありませんが、販売したりあげたりする場合は気をつけましょう。


 外側のプリムをフルパーミッションに変えたつもりでも。内部のプリムのパーミッションを変えていないと
 内部のパーミッションの影響をうけてフルパーミッションになりません。
 
  (内部のパーミッション変更がめんどくさい場合はツリー表示の真上の「権限」を使うことで一括で変更もできます。 )

3.各種設定の説明
  パーミッションのパターン説明です。
  他人に渡した時にアイテムがどのような扱いになるか説明します。

■修正 ■コピー ■再販
 プレゼント
フルパーミッション(なんでもできる)
売り物にこの設定をしてしまうと、どんどんコピーされてしまうので
売り物の意味がなくなる場合がある。
テクスチャー等はプリムに張り付ける必要等からの関係で
この設定にされておりモラル任せになっている。
■修正 ■コピー □再販
 プレゼント
修正ができ、地面に置いても持ち物の中にコピーが残るので
修正に失敗してもやり直しが効く、カスタマイズが必要な商品にこれが多い
■修正 □コピー ■再販
 プレゼント
修正と再販が許可。プレゼント用等ですこしカスタマイズしたあと
他人にプレゼントできるという感じ。装着品等に多い
■修正 □コピー □再販
 プレゼント
修正だけ許可、コピーができないので失敗すると元に戻せない
他人には渡せない
□修正 ■コピー ■再販
 プレゼント
修正ができなくなったフルパーミッションという感じの設定
商品等の「おためしフリー版」などに多い。フリービー等でもある。
まぁ構造を見られたくないけど配ってねって感じの位置づけ
□修正 ■コピー □再販
 プレゼント
基本的に販売品はこの設定が多い。
コピー可能なので、購入者がどこかに置き忘れる事もない。
□修正 □コピー ■再販
 プレゼント
再販、プレゼントだけ許された設定。何も設定を変えない場合はコレ
他人にも渡す事ができるが、渡してしまうと自分の持ち物からは消える。
服等のプレゼント用の商品等でこの設定が多い。
□修正 □修正 □再販
 プレゼント
現物のみという感じ。
通常では設定できないが、中身の設定と組み合わせる事で設定できる。

4.銃等を作る場合、「中身」のパーミッションに注意しよう
  銃等の玉を作る際、まれに起きてしまう現象として中身のパーミッションが
  デフォルトのまま(コピー不可)で1発だけ銃を撃つと弾丸がなくなってしまい
  次から弾がでてこないというような問題があります。

  
  編集で銃を選び、中の弾丸をクリックしてプロパティを選ぶ事で確認できます。
  最低限Copyにチェックが入ってる事を確認する癖をつけましょう。
  (内部のパーミッション変更がめんどくさい場合はツリー表示の真上の「権限」を使うことで一括で変更もできます。 )

5.不思議な仕様、持ち物内でパーミッションは変えるな!
  持ち物一覧の部分でパーミッションを見たり、編集する事はできます。
  しかし、ここで反映させた値はあくまで「持ち物内」という条件があります。

  よくある問題としては、自作した物を友達等に「特別に編集可能で渡すよ」と
  持ち物内でパーミッションに修正許可を入れ渡した所、持ち物内では修正許可があるが
  地面においたら修正許可が無くなってたという事があります。

  パーミッションを修正する場合はREZした状態で編集して、持ち物に戻した後渡す癖をつけましょう。

6.転売を見抜け!制作者とオーナの違いに注目しよう
  最近はだいぶ見なくなりましたが、フリービー等(タダ)を500L$等で転売する人が結構います。
  あとでフリーの転売品と気付くと凹むので見破って転売を回避しよう。

  ○制作者と所有者の違いを見る
   購入する前に まず、制作者が置いたものか見てみる。

   
   こんな感じで、制作者と所有者が違います。
   フリービーの場合は価格の部分が0L$で再販されている場合が多いです。

   ただ、この価格を高い値段に変更して再販している悪質なケースが非常に多いです。
   ベンダーの場合はベンダー自体が売られている物を利用している場合もあるのでこの限りではありません。

  ○中身の制作者と所有者の違いを見る
   同様に箱の中身の制作者を見て、違う人のアイテムが入っているか見ることも有効です。
   フリーの物をフリー(0L$)で配布している分には良いですが、高い値段をつけて配布しているケースもあるので
   注意しましょう。

   ※フリー詰め合わせが1L$で売られている場合も多いです。
    値段が付いていればおそらく買ったときにダイアログがでるので、それを目的としていると思います。
    あくまで高額転売品は避ける方向でいきましょう。

  なお、中身の制作者等を検索して、実際に配布している場所を割り出す方法もあります。
  検索を活用しましょう。